今回は、ご依頼のあったお宅のリフォームに関してご紹介します。
建物の立地・眺望が気に入られて、そのまますぐに住もうと考え中古住宅を購入されました。
しかし、その家は『傾いている』という状況でした!
それを承知で購入に踏み切り、弊社に何とかしてリフォームしてほしいとのご相談がありました。
状況を確認したところ、地盤が傾いているということが判明。
早速、地盤の傾きを補正する専門業者といくつかの方法を検討し、適当な工法のもと作業にかかりました。
(もちろん費用対効果も考えています)
結果、地盤は補正され『傾き』は解消されました。
そして内・外装ですが、概ね気に入って購入されている物件ですので、現状をリフレッシュする方向で進めていくことにしました。ただし、トイレと浴室廻りは他の部屋に比べ余りにも凡庸でした。
全体的に落ち着いた雰囲気の中、トイレと浴室・洗面室だけがとても明るく廻りの空間とミスマッチ。
そこで、なるべく簡単に素早く仕上げるということで、既製品でのリフォームに取り掛かりました。
突然ですが、『家』を購入するとしたらどんなところがいいですか?
やはり、都心部で駅近が良いですか?
しかし実際に『家』を購入しようとすると、高いですよね~!「それは地価が高いんだからしようがない」と思いますよね。
でも、実際はそれ以外にも理由があるんです!
最近では災害が多く、各メディアや自治体などの情報から建物の耐震性に関心を持たれている方も増えてきたように思われます。
なので、昭和56年(1981年です。令和になりましたので西暦表記の方がわかりやすいかも?)に建築基準法等が大きく改正されたということをお聞きになった方もいらっしゃるでしょう。1981年以降の建物なら大丈夫!!って早合点するのは ちょっと待ってください!
家を建てるときにまず悩むことは、いったいどこに頼もうかということではないでしょうか?
親戚、友人やご近所で建てた経験のあるに紹介の依頼や相談をされる方もいらっしゃるでしょう。やはり一番多いのは、CMを観て近くのモデルハウスをご覧になって決められる方なのではないでしょうか。元々建物に興味があって、住宅・建築雑誌などで情報を得ている方もおられるでしょう。
では、最終的に決め手になるのは何でしょうか?
知人等の先に建てられた方からの評判、ご自身で観られた感覚、写真によるインパクト、それともやはり金額?
ここでは、ハウスメーカーと設計事務所のどちらを選ぶかを考えてみます。
『不燃化特区』ってご存じですか?
東京都区内の一部地域に点在する木造密集地域で特に重点的・集中的に改善を図ろうと東京都は、『木造地域不燃化10年プロジェクト』を立ち上げています。
関東で今後30年以内にM7以上の地震が起こる確率は70%と言われています。
地震による家屋の倒壊はもとより、火災による被害の拡大が懸念されています。
そこで、早く燃えないまちに変えていこうということで、助成金を出してくれることになっています!